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かしま眼科 新着情報

緑内障と脳由来神経栄養因子の関連

皆様こんにちは!

何か難しそうなタイトルで読むのを躊躇したくなる前に、一旦可愛いわんこを見て気持ちを落ち着かせましょう。

絶対にこれ以上歩かない!という強い意志を感じます。

さて今日のお話ですが、

脳由来神経栄養因子(Brain derived neurotrophic factor BDNF)とはなんぞや。。。

文字の印象から、神経を栄養するいい感じのやつ、というのはわかると思います。

このBDNF、網膜で局所的に作られるか脳から作られたものが視神経を通って目に運ばれます。

このBDNFにより、網膜神経節細胞と呼ばれる大事な細胞の機能を維持しております。これ以外にも光受容体と呼ばれる大事な部分を保護したり、目に置いて大事な働きをしているのです!

緑内障の患者さんにおいてこのBDNFが減少していることが実はわかっております。

眼圧が上がることで、脳から運ばれてくる経路を圧迫することで届かなくなるのではないかと考えられているのです。

そのため、大事な神経節細胞の機能が落ちて視野が悪くなっていきます。

しかし、日本人に多い正常眼圧緑内障ではそもそも血中のBDNFが低いことが最近わかりました。

これは2023年にjournal of glaucomaに報告された結果なのですが、catは白内障、POAGは開放隅角緑内障、NTGというのが正常眼圧緑内障です。

正常眼圧緑内障において優位に血中BDNF濃度が低いことが示されております。

このため、眼圧が正常であっても神経が障害を受けて緑内障を発症してるのではないかと言われております。

では全身のBDNFはなぜ減るのでしょうか。

これは、加齢、ストレス、うつ病、睡眠不足、外傷性脳損傷などなど、さまざまな要因が言われております。

では減ったBDNFを増やすことはできないのでしょうか。

これは運動、特にHIITと呼ばれるトレーニング好きにはお馴染みなのですが、高強度インターバルトレーニングで上昇することがわかっております。

HIITに関しては、結構大変ですし、あまり気にせず有酸素運動を取り入れることでBDNFを増やしていきましょう!

また、ヨガ、気功などは全身の循環を改善してBDNFの発現を増やすことがわっておりますが、緑内障の方の場合、ヨガでの逆立ちポーズは眼圧上昇を引き起こすので注意が必要です。

食事で増やすには、、、DHAやEPAといったオメガ脂肪酸、ポリフェノールがいいと言われております。

オメガ脂肪酸は具体的にはサバ、サーモン、イワシなどの青魚がお勧めです。

ポリフェノールは特にウコンが効果的であることが報告されております。

断食も効果的と言われておりますが、知識なく断食に手を出すと体に良くないのでそれよりも摂取の方に目を向けましょう。

また、揚げ物といった高脂肪食はBDNFを減らすことが報告されてるので要注意です。

まだまだこの分野は新しい研究がどんどん出ているところですので、新しいことがわかったら皆様にお伝えしていきます。

では今日の一枚です

家族の食事を切ない目で見つめるわんこです。

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